平成最後のいきいき塾に思うこと(その1)

04.22

こんにちは、堀之内です。
みなさんご承知の通り今月で平成は最後です。大きな時代の移り変わりを感じられていることと思います。

そんな移り変わりを目前とした中で、平成最後のいきいき塾を先日開催しました。
いつも会員の皆様に事前に開催のご案内メールを差し上げていて、私が取り上げようと思っているトピックについて、エッセンスをお示ししています。

メンバーのみなさんは感度の良い方が多いので、私からのメッセージに反応され、そこからご自分の直近の課題を見直し、新たな問いを持って当日を迎えていらっしゃいます。

そして、私も歓迎しているのですが、当日を待たずにすぐに返信し、”知りたいこと”や、そのトピックにあった最近の社内事例を連絡してくださる方もいらっしゃいます。

毎回のいきいき塾が、限られた時間ながら豊かな凝縮された学びの場になっているのは、その場が始まる前からトレーナーである私と参加者の皆さんの意思が融け合っているから、というのもあるでしょう。

事前のご案内メールに、私は今回、こんな文章をお届けしました。

平成の自分ーこころの整理、そして、未来の一歩
~喪失という時にしか得られない「チャンス」ということ~

 実は今回はいつもより返信が多かっただけでなく、いつもとは違った独特の反響があるように思いました。想像以上に、いきいき塾のメンバーが平成が終わるという象徴的な出来事に、ご自身の人生を重ねていらっしゃったということです。

 いきいき塾は経営者や幹部社員という組織を動かす立場にいらっしゃる方たちが、ご自身とその組織のために”いきいきと人生を生きるヒント”を差し上げる場としてやってきました。いきいき塾という名前の意図は、よく人生を生きぬき、よく日々を活きるということにあります。

 もう15年やってますから、スタートしたのが平成15年です。
 途中から加わった方もいらっしゃいますけれど、共通するのは昭和の終わりから平成時代に入ってからのこの30余年、みなさんは事業を起こす、あるいは継ぐという形でDoing・Havingで奮闘されながら生きる時期を経て、組織と部下を育てながらご自身が自己成長を続けるというBeingの課題に取り組まれてきたという、その生き様です。

ものすごい時代でした。時には翻弄されながら、道を外れるようなこともありながら、それでもBeingを求めて私の元にお出でになり、学ばれてこられました。

そうやってご自身の命そのものを捧げた時間、その時代が去っていくというは一言では表しきれませんが、やはり喪失感が湧くのは当然のこと。それでも時代を自らの手で畳まれるという陛下のお姿に触発された方も多かったように思われました。

時代は変わる。

そのときに私は何をいきいき塾で提供できるのか?

そう思って当日みなさんとお会いして湧いてきたのは、過去ー現在ー未来と成長を続け、移り変わる自分はいるけれども、一方でどのような自分になっても、第3層・第4層レベルが開発されたBeingによって支え続けられている…そんな確かさを味わって頂けるような誘導イメージのワークでした。

グループでの誘導イメージをやる時は、内なる賢者からメッセージを授かり、いつもですとそこから得られた安定感やパワーアップした感覚をアンカリングすることが多いですが。

 今回はみなさんの様子を拝見していて、もう一歩踏み込んだワークにしたくなりました。それで、何をしたかというと、授かったメッセージから触発されて、歌を作る(作詞)をして頂きました。

 ご自身で探り当て、創造されたオリジナルのアファメーションです。お一人の方に発表して頂いたら、どうしても全員の歌を聞きたくなって、シェアしてもらいました。

 トレーナーとしてお一人ずつの課題やこれまでの成長の道のりを存じ上げているだけに、胸を打たれる時間でした。トレーナー冥利に尽きます。

 変わっていく時代の自分。それでも人生は続き、さらに豊かになっていくこと。ここからさらに、もっと人生は深められることを実感される時間になったと思うのですが、いかがでしょうか。(続く)

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